思えば、石原都政下でした。何代前の都知事でしたか(笑)。
紛争防止条例いわゆる東京ルールが施行されて以来、敷金トラブルは激減しました。大家さんは元より、管理、仲介業者もだいぶ楽になったのではないでしょうか?
当方でも、データを取っているわけではないのですが、退去時にトラブルになったケースはほぼゼロに近いと思います。
現状は、(特約として)クリーニング費用を敷金から差し引き、残額を返還するという形が一般的です。借りる側にとってもシンプルで分かりやすいと思います。
逆に言えば、どちらにせよ残りは返還するのであれば、敷金を預からず、クリーニング費用だけを頂いて、退出時は清算業務はやらない、ということにすればもっと楽チンですよね。
まだまだ旧来オーナーさんのお考えは敷金に対して過度な期待感をお持ちの方が多いと思います。
正直2〜3ヶ月分預かっていた時代ならば、汚損、破損や家賃滞納に多少は効果的だったと思いますが、せいぜい1ヶ月ですと金額的にもそれほど多くないので効果は限定的ではないでしょうか?
そもそも敷金預かりの裏側には
「それぐらいお金を積まないと契約できないよ」大家さんからの目線というものがあったと思います。
貸室の需要大の時代はそれでも良かったのですが・ ・ ・。
何回も述べさせて頂いておりますが、最近では保証会社さんの原状回復に関する内容が手厚くなってきていますので、オーナーさんには「敷ゼロ」をお勧めしております。ご検討されてみてはいかがでしょうか?