入居者に長く住んで頂く。

「入り口」の空室対策ももちろんですが、できるかぎり長く入居し続けて頂くという、入居者維持作戦=テナントリテンションとても重要ですね。これだけ人口減&ライバル物件が増えている状況ですので。

 

 

 

不動産仲介の世界ですと、一室でも紹介できる物件が多いほうがお客さんを呼べますし媒介報酬も取得できますのでその方が良いですが、管理の世界は真逆です。

なぜなら退去すれば、クロスの張替えからクリーニング。加えて募集開始したなら広告料の拠出もありますので、オーナーさん的には1人の方が、一日でも長く住んで頂いた方が良い訳ですね。

 

 

 

 

具体的な維持作戦としては、設備の拡充、悪質な入居者への対応などが考えられます。

 

 

 

 

設備の拡充は、例えば比較的簡単なのは、ベルや声だけ通話のインターフォンをモニター付きインターフォンに変更する。だいたい、2〜3万円もあれば工事できるのでないでしょか?。中古物件は非常に声だけインターフォンが多いです。潜在重要はかなりあるかと思います。和室ならば畳の交換なんていうのもアリだと思います。実際オーダーされる事もあります。

 

 

 

 

入居者への対応というのは、例えば、夜中に友達を連れてきて酒盛りしているとか、ペット不可のはずなのに飼っていて鳴き声がするとか、人的なクレームに対応するということです。部屋は気に入っているんだがどうにも隣人が問題で引っ越すなんていう、悪貨は良貨を駆逐するではないですが、普通に生活している人が出て行ってしまうなんていうのは大変な損失ですね。

 

 

 

 

ここまで書かせて頂いてなんなんですが(笑)、日頃トラブルが発生したらすぐに対応できる態勢を整えておくことも大切だと思います。付け焼き刃で何かを物的に与えたり家賃をちょっとぐらい下げたところでそれだけでは長く住んでは頂けないのではないでしょうか?

 

 

 

 

最終的に、残念ながら「退去したい」と申し出があった場合、なぜ退去するのか理由を明確にすべきで、異動で遠方に移るのか?結婚でもっと広いところにするのか?はたまた部屋内外に問題があるのか?。ヒアリングも含め、解約届にアンケート方式でご記入頂いていますので、だいたいの事情が分かると思います。