サブリースのメリット、デメリット


 

 

 

今回は、サブリース(借り上げ)について。

 

 


サブリースと言っても、既存の建物借り上げの場合と、新築時からハウスメーカーさんなどに借り上げてもらう場合がありますね。

最近では、30年借り上げなんていうシステムでサブリース行う業者さんも多いですね。

 

 

そういえば、繁忙期以外でもTVコマーシャルを打っているのは宅建業者というよりも、ほとんどハウスメーカーさんですね(笑)。似ているようで違いますからね。

 

 

 

ビジネスモデルは、釈迦に説法、皆さんご存知かと思いますので端折りますが、サブリースというのは簡単に言えば、転貸(また貸し)です。業者が所有者から借り上げて、賃借人を探しますので、まあ手間いらずです。メリットは、なんと言っても、家賃収入の安定ですよね。一般媒介のオーナーさんのようにいちいち入金確認で右往左往する必要はありません。まとめて入金されますので。

賃貸管理以上に何もせず、毎月通帳もしくはインターネットバンキングで入金だけ確認していただくだけでOKなところですよね。

 

 


滞納はもちろんのこと、入居者トラブルも、業者が一手に引き受けますのでかなりの負担軽減になるでしょう。(これは賃貸管理も変わりませんが)。初心者の方で入居者トラブルに対応するのは結構難儀です。

 

 


デメリットは、当然滞納リスクなどは業者が追うので(貸主なので当たり前ですが)フィーが高くなります。15%から20%ぐらいが相場でしょうか?要は100万が賃料収入の総額でしたら20万円引かれて80万円オーナーさんに振り込まれます。

 

 

 

それと、これは裁判にもなっているようですが当初の契約賃料の減額要請もあるんですね。確実に入金されると言っても、当初想定していた家賃から目減りすることが考えられます。

それと、当然と言えば当然ですが、貸主が管理会社になりますので、敷金や礼金、更新料は原則管理会社の収受になることが殆どですね。余計なものを預からないから楽という風にも言えますが。

 

 

 

一切賃貸経営の面倒に関わりたくないオーナーには良いシステムですね。

が、契約が長期に渡りますので、サブリース契約をするときに、内容、条項をしっかり精査することが必要だと思います。