専任媒介のメリット、デメリット
昨日の続きです。
専任媒介とは、原則一社に募集を任せますよ。自分(貸主)への窓口は一社だけという募集方式です。
メリットとしては、窓口が一本化されますので基本オーナーさんは元付一社との連絡だけで済むという点です。あちこちの業者から空き確認の電話がたくさん来て辟易するということはありません。
昨日も書かせていただきましたが一般媒介のように複数の業者が介在しないのでクレーム処理も比較的スムーズに行くのではないでしょうか?
肝心かつ重要な空室対策ですが、よくオーナーさんとのトークで「専任にすると、一社だけで情報を抱えて他社に回さないのではないか?結局専任にしても成約が遅くなるので専任媒介は抵抗がある」と言われるのですが、それは誤解です。
基本的なおはなししますと、一日にでも早期に成約するために、窓口一本化にしても、情報は他社さんに提供されます。原則情報は共有されるのです。もちろん情報共有のルートや属性は業者さんによって違いますが。
なかには情報独占する業者さんもあるかと思いますが、時代感覚として、やはりどれだけ情報を速く消費者に提供するか、ではないでしょうか?これだけ物件が余っているなかで机に眠らせておいても仕方がないですよね。とにかくどれだけ速く、多くの業者に情報が広がるかが成約に繋がるポイントのひとつだと思います。
デメリットとしては、一社だけに絞るので任せたは良いが、あまり積極的でなかったり営業力がなかったりするとなかなか空室が埋まらないということでしょうか?ただし、こういったことも綿密に業者さんと何が決まらない理由なのか懇談していけば私は改善できると思います。
最終的には、オーナーさんと業者との信頼関係に尽きると思いますね。二人三脚です。もう昭和と違って物件だけあればとりあえず決まっていた時代ではないのですから。