不動産仲介と一言でいいましても非常に幅広く、
各業者さんによって得意な分野があるのです。
たとえばお医者さんでも内科、外科、皮膚科・・・
と分かれていますように、不動産業でも
アパート・マンションの賃貸専門、売買専門、投資案件専門なんていうのもありますね。
大きい業者さんですとすべてやります!っていうところももちろんありますね。
地場業者さんで多いでしょうか?
賃貸のなかでも、さらに分かれています。
すべてできればもちろんよいのですが(笑)
ざっくりな説明になってしまいますが・・・
エンドユーザーさん向けの対応が得意な業者さんは
「客付業者」
ターミナル駅のビルの空中店舗で営業されている場合が多いでしょうか。
特徴は、若手の営業マンさんが非常に多いことですね。
元気一杯です。
彼らは、物件の情報集めをしてインターネットに(おそらく)莫大な費用をかけ相当数の賃貸情報をUPします。
そして反響があったエンドユーザーさんを契約に結び付けます。
大家さんとの交渉、折衝が得意な業者さんは
「元付業者」と言われます。
これは地元駅周辺に多い業態で、年配の方が経営されている場合が多いですね。
ただ最近は代変わりし始めていまして老舗業者さんも世代交代されているところが多いようです。
図面がペタペタ貼ってあるところですね・・・
花沢不動産さんを思い浮かべるとよろしいかなと思います(笑)
◎流れとしましては・・・
客付け業者さんからレインズなどのリストチェックのうえ
問い合わせの電話が入る。
↓
元付業者は物件の空確認、鍵の手配、立会いを行う。
↓
お客様が気に入ればお申込み
↓
無事、契約~入居
※これ以降は原則元付業者がお客様のご面倒を見させていただきます。
不動産業界だけではもちろんありませんが取引するお互いの協力なくしては成り立たない世界なのです。
不動産業界は「自分だけ、ウチのところだけいい目を見よう」
というやりかたは業態から見てもなかなかできないといえるでしょう。
元付、客付どちらが優れているという話ではなく、
お互いがお互いの良さを出し合って、皆様のお部屋のご契約に至っているというお話でした。
(Y)