【そもそもその『値付け』は適正なのか?】
いつもご覧いただきまして誠にありがとうございます。
さて、前回まで4回ほど
少しでも成約率を高める方法
について書かせていただいてまいりましたが、
以前より私自身が疑問に思ってきたことを今回は書かせていただきます。
それは「家賃の設定」です。
前回までの作戦は、賃料があくまで「適正」なときに使える作戦です。
貸し手市場の昭和時代でしたら多少値付けが強くてもお客様は付きました。
当然平成の世は物件だぶつき時代です。
そんな時代に強気な料金設定でお客さんはつくでしょうか。
よくあるケースで
「建築屋さん(大工さん)が○○円で貸せるって言ってるから、その家賃で出してくれ」
といわれることがあるのですが、
正直
「えっ???」
となりますね(笑)
不動産業者が建築の相場が詳細にはわからないのと同様で、大工さんには実勢の家賃、決まる家賃を設定できるはずはないのは自明の理でしょう!
餅は餅屋さんです。
われわれは毎日レインズ(不動産業者しかみられないデータベース)で実勢の賃料、成約事例を見て研究しておりますので、賃料の決定は管理業者と密に相談しながら決めるのが一番だと思います。
適正な相場観を養うことも空室をなくす手段なのではないでしょうか?