【まずは、何も生み出さない空室状態を脱すること】
さきほど成約率向上の一案として「広告料の提供」をご提案しました。
次にご提案させていただくのは
「フリーレント」
です。
長年大家さん業をされているかたには耳慣れない言葉かもしれませんが、
要は
「家賃をタダにする」
ということです。
「何を馬鹿なことを!」と怒られるかもしれませんが
これも、数か月空室になることを考えてみればそれほど損害になるでしょうか?
前述したように、むしろ決まってしまえば、部屋の痛みのことやや精神的なつっかえがなくなりよっぽどよいかと思います。
ここで大事なのがフリーレントを適用する場合、
「早期解約の場合の違約金条項」
をつけることです。
これはどういうことかというと・・・
たとえば「1年未満で解約した場合、違約金として1か月分かかる」
という特約を付けて契約するのです。
なるべくなら、最低でも2年24か月は住んでもらいたいところですが、万が一すぐに解約されても違約金条項を付しておくことによって借主の気分的なもので解約しづらくなりますし、解約されても最初のフリーレントの部分は回収できるという算段です。
お客さんの立場になってみれば
「1か月家賃浮いたな」
ということで得した気持ちになり、他のフリーレントなしの物件との差別化につながります。
特にいわゆるファンド系ではない、個人オーナーの物件ではフリーレントを採用しているケースが非常に少ないので、かなりの武器になろうかと思います。